特別展 年間スケジュール

2025年度 特別展・企画展 年間スケジュール

ベル・エポック―美しき時代
パリに集った芸術家たち ワイズマン&マイケルコレクションを中心に

Paris and La Belle Époque —The Center of Avant-garde Artists
With The Weisman & Michel Collection of Montmartre Artists
2025年4月11日(金曜日)から5月18日(日曜日)
ベルエポック
19世紀末から20世紀初頭のパリでは、美術工芸のみならず、音楽や文学など様々なジャンルで多様な文化活動が繰り広げられ、ベル・エポック―古き良き時代と謳われる。日本初公開となるワイズマン&マイケルコレクションを中心に、国内に所蔵される優品を加えた約280点の作品により、華やかなりし当時の文化の諸相を紹介する。

左:《イブニング・ドレス》1920代 文化学園服飾博物館
右:ジュール・シェレ《コメディー》1891 デイヴィッド・E.ワイズマン&ジャクリーヌ・E.マイケル ©Christopher Fay

響きあう絵画 宮城県美術館コレクション
カンディンスキー、高橋由一から具体まで
Resonant Painting: Masterpieces in the Miyagi Museum of Art Collection
—from Kandinsky and Takahashi Yuichi to Gutai
2025年7月4日(金曜日)から8月24日(日曜日)
カンディンスキー
1981年に開館した宮城県美術館は、日本の近現代美術、そして宮城と東北の美術、表現主義を中心とする海外の美術を軸に、現在7,400点を超える作品を所蔵しており、2023年より大規模改修工事のため長期休館中です。所蔵品の原点である高橋由一とヴァシリー・カンディンスキーをはじめ、明治から昭和戦前期までの日本の洋画家たち、グループ「具体」などの戦後美術をリードした画家たち、ドイツ表現主義の系譜をなす画家たちなど代表的な作品を紹介します。

左:ヴァシリー・カンディンスキー《「E.R.キャンベルのための壁画No.4」の習作(カーニバル・冬)》1914
右:高橋由一《宮城県庁門前図》1881

瀬戸芸美術館連携プロジェクト
平子雄一展
“Setouchi Art Museum Link” Project: Yuichi Hirako Exhibition
2025年9月16日(火曜日)から11月9日(日曜日)
平子雄一
植物と人間の共存関係の中に浮上するあいまいさや疑問をテーマに、スケールの大きな絵画および立体作品を発表し、国内外で活動を展開する現代作家・平子雄一の大規模個展。1982年岡山県出身の平子は、2006年にウィンブルドン・カレッジ・オブ・アート絵画専攻を卒業後、現在は東京を拠点に、アジアや欧米諸国でも精力的に作品を発表し、注目を集めています。本展では、美術館の建築を活かした迫力ある展示空間を構成するとともに、対話型鑑賞なども取り入れ、同時代の美術の魅力を発信します。

左:『第十三回 I氏章受賞作家展』(岡山県立美術館、2023)展示風景
右:《Green Master 82》2023 作家蔵

第72回日本伝統工芸展岡山展
THE 72nd JAPAN TRADITIONAL Kogei EXHIBITION
2025年11月13日(木曜日)から11月30日(日曜日)
日本伝統工芸展は、日本の優れた工芸技術の保存と今日的な活用を目的に開催されている国内最大規模の公募展で、厳選された優秀作品約280点を展覧します。出品作家による列品解説会や伝統工芸に親しむワークショップも合わせてお楽しみください。
 
美と祈り
—近現代日本美術にみるキリスト教
Art and Faith: Modern and Contemporary Japanese Art and Christianity
2026年1月9日(金曜日)から3月1日(日曜日)
16世紀にキリスト教が伝来すると、日本の美術は、さまざまな形でその影響を受けてきました。とりわけ、西欧化を推し進め、キリスト教を解禁した明治以降、キリスト教の受容と日本文化への浸透が進み、キリスト教に関連する美術が生み出されていきました。本展では、山下りんによるイコン(聖像画)をはじめ、牧島如鳩や小磯良平、あるいは田中忠雄らの作品を展観することによって、近現代日本美術史においてキリスト教が果たした役割とその重要性について掘り下げます。

 

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