岡山市出身の竹内清(1911-2008)は、京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)図案科で学びながら、関西美術院でも絵の研鑽を積みました。在学中に二科展に初入選し、演劇にのめりこんで舞台美術にも熱中した京都時代を経て帰岡後は、戦争を経験したのち、天満屋宣伝部に勤めてデザインの仕事も数多く手がけつつ、二科会会員になるなど洋画家として活躍します。さらに岡山大学やノートルダム清心女子大学で長年教鞭をとって後進の育成にも尽力しました。
本展では、1970年代のヨーロッパ外遊以降の、キリスト教美術に影響を受けた寒色を基調とする静謐な油彩画を中心に、京都高等工芸学校時代の学びが垣間見える課題制作、戦後の新聞小説の挿絵やデザインの仕事、多数のデッサン帖などを展観することによって、戦後岡山の美術界を牽引し、県下のデザイナーの草分けとしても活躍した竹内の多彩な仕事を紹介します。
●開催概要
会期 | 2022年10月4日(火曜日)から11月6日(日曜日)まで |
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開館 時間 | 9時から17時 ・10月29日(土曜日)は19時まで夜間開館 ・いずれも入館は閉館30分前まで |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) |
観覧料 | 一般:350円、65歳以上:170円*、大学生:250円*、高校生以下:無料* *学生証やシルバーカード等、年齢が確認できる証明書をご提示ください ※キャンパスメンバ―ズ制度加盟校の学生は無料 ※障害者手帳をご持参の方とその介護者1名は無料 ◎特別展「岡田三郎助と佐賀ゆかりの美術-佐賀県立美術館優品選」の観覧券でもご観覧いただけます |
主催 | 岡山県立美術館 |
助成 | 公益財団法人福武教育文化振興財団 |
後援 | 岡山県教育委員会、岡山市、岡山市教育委員会、岡山県郷土文化財団、公益社団法人岡山県文化連盟、一般財団法人岡山県国際交流協会、山陽新聞社、RSK山陽放送、OHK岡山放送、TSCテレビせとうち、RNC西日本放送、KSB瀬戸内海放送 |
●関連事業
美術館講座
「竹内清と中世キリスト教世界」
日時:2022年10月29日(土曜日)
14時から15時30分
会場:地下1階講義室(聴講無料)
定員:50名 ※要申込み先着順
講師:橋村直樹(当館学芸員)
電話:086-225-4800
にて受付いたします
メールの方は
●件名=竹内清展「美術館講座」参加希望
●メール本文に
(1)参加者氏名
(2)連絡先
を明記の上、 にお申し込みください。
美術の夕べ
日時:2022年10月29日(土曜日)
17時から
会場:2階展示室 ※要観覧券
講師:橋村直樹(当館学芸員)
※新型コロナウイルス感染拡大の状況によって、会期と内容が変更する場合もあります。
■「竹内清展」チラシ公開中(PDF)
お客様へのお願い
新型コロナウイルス感染症の拡大を防止し、お客様に安心して本展をご覧いただくため、以下のご協力をお願いいたします
●37.5度以上の発熱や咳などの風邪の症状、息苦しさや強いだるさなどがある方は入館をご遠慮ください
●マスクの着用や咳エチケットを遵守してください
●入館前に手指消毒等をしてください
●観覧券売り場では、一定の間隔を空けてお並びください
●展示室内では、他のお客様との距離を空けてお静かにご観覧ください(状況によっては、入場制限等をする場合もあります)
※新型コロナウイルス感染拡大の影響で会期や内容が変更になることがあります