●開催概要
会 期 | 2024年9月21日(土曜日)から11月10日(日曜日)まで |
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開館時間 | 9時から17時 ・9月28日(土曜日)、10月26日(土曜日)は19時まで夜間開館 ・いずれも入館は閉館30分前まで |
休館日 | 9月30日(月曜日)、10月7日(月曜日)、15日(火曜日)、21日(月曜日)、28日(月曜日)、11月5日(火曜日) |
観覧料 | 一般:350円、65歳以上:170円*、大学生:250円*、高校生以下:無料* *学生証やシルバーカード等、年齢が確認できる証明書をご提示ください ※キャンパスメンバ―ズ制度加盟校の学生は無料 ※障がい者手帳もしくはミライロIDをお持ちの方とその介護者1名は無料 ◎同時開催の特別展「世界遺産 大シルクロード展」観覧券でもご覧いただけます。 |
会 場 | 地下展示室 |
主 催 | 岡山県立美術館 |
後 援 | 岡山県教育委員会、岡山市、岡山市教育委員会、岡山県郷土文化財団、公益社団法人岡山県文化連盟、一般財団法人岡山県国際交流協会、山陽新聞社 |
助 成 | 公益財団法人福武教育文化振興財団 |
音の出ないコンサート、音を見るオブジェ、音に触れる機械…。岡山県倉敷市出身の藤原和通(1944-2020)が手掛けた仕事は、多岐にわたりながらもその中心には常に“音”がありました。このたび岡山県立美術館では、音に対して幅広いアプローチを行ったアーティスト・藤原和通の特別展示を開催いたします。
藤原は1960年代末ごろから、石(コンクリート)と木で制作された巨大な楽器を「音具」と名付け、多くの人で擦り合わせる観衆参加型のコンサート《音響標定(エコー・ロケーション)》を開催し、1976年ヴェネツィア・ビエンナーレに招待されるなど注目を集めます。一時期をイタリアで過ごし、1988年に帰国した後は、当時流行していたウォークマンとの出会いから、音の世界の拡がりを感じ、それが機械を通して記録されるということに関心を向けるようになります。自身で高性能の録音用マイクを開発し、世界中を飛び回り様々な音の記録を行い、1992年から1994年まで放送されたテレビ番組『ウゴウゴルーガ』で「おとのはくぶつかん」のコーナーを担当したり、2003年には京都に音を販売するショップ「オトキノコ」をプロデュースしたりするなど、美術の枠を超えて活動の幅を拡げていきました。2007年には音を触覚へと変換できるコミュニケーター《dayon》を商品化して一般発売しますが、そのコンセプトからは藤原の活動初期から変わらない、音の存在を知覚し楽しもうとする意識が感じ取れます。
本展では、藤原の作品や手掛けたプロダクト、記録された音に加え、当時の活動を伝える写真や資料などを紹介し、彼が伝えようとした音の魅力に迫ります。
●関連事業
記念座談会
「オトの藤原さん」
日時:2024年9月21日(土曜日)
14時から15時30分
会場:地下展示室 ※要観覧券
出演:新江和美氏(藤原和通アシスタント)、粟津ケン氏(美術家)
司会:軸原ヨウスケ氏(COCHAE、デザイナー)
美術の夕べ
担当学芸員によるフロアレクチャー
日時:2024年10月26日(土曜日)
18時から18時30分
会場:地下展示室 ※要観覧券
講師:洪性孝(当館学芸員)
ワークショップ
「身近な音を見る・聴く・触る」
日時:2024年10月19日(土曜日)
・午前の部/10時から11時30分
・午後の部/14時から15時30分
会場:地下1階講義室他
定員:各回20名
※要申込み・先着順 空きがある場合のみ当日受付可
講師:nensow氏(音楽家)
その他:館内館外を移動しますので、活動しやすい服装でお越しください
■「藤原和通―そこにある音」チラシ公開中(PDF・A4・299KB)
■図録 B5版 価格1500円