●開催概要
会 期 | 2025年2月14日(金曜日)から3月23日(日曜日)まで |
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開館時間 | 9時から17時 ・2月14日(金曜日)のみ10時開館 ・2月22日(土曜日)、3月22日(土曜日)は19時まで夜間開館 ・いずれも入館は閉館30分前まで |
休館日 | 月曜日(2月24日は開館)、2月25日(火曜日) |
観覧料 | ■一般:1300円、65歳以上:1000円*、大学生:500円*、高校生以下:無料* *学生証やシルバーカード等、年齢が確認できる証明書をご提示ください ※障がい者手帳もしくはミライロIDをお持ちの方とその介護者1名は無料 ◎3月18日(火曜日)は開館記念日のため入場無料 |
会 場 | 地下展示室 |
主 催 | 岡山県立美術館 |
共 催 | 山陽新聞社、RSK山陽放送 |
制作協力 | NHKプロモーション |
後 援 | 岡山県教育委員会、岡山市、岡山市教育委員会、岡山県郷土文化財団、公益社団法人岡山県文化連盟、一般財団法人岡山県国際交流協会 |
惜しまれつつも、2024年に101歳の生涯を閉じた、東京出身の染色家、柚木沙弥郎(1922-2024)。型染の第一人者であり、自由でユーモラスな形態と、美しい色彩が心地よく調和したその作品は生命力にあふれ、見る人を惹きつけてやみません。実家は倉敷市玉島の旧家であり、戦後、職を得た大原美術館で、柳宗悦らによる民藝運動に出会い、芹沢銈介のもとで染色家としての道を歩みはじめた柚木は、1990年代以降は、染色作品を主軸にしながらも、版画やコラージュ、絵本、立体作品など、ジャンルの垣根を超え、その創作世界を大きくそしてより豊かに広げました。本展では、没後初の回顧展として作家の長年にわたる多彩な活動を概観するとともに、初公開となる柚木の最晩年の仕事もご紹介します。また、ゆかりの深い国内外の各都市をテーマにした特別展示によって、作家をめぐる旅へと誘います。
近年、私たちを取り巻く世界は劇的に変化しています。人生をしなやかに生き、身の回りのものに対する愛着や、日々の暮らしの中に見出した喜びから作品を紡ぎだす柚木の仕事は、変化の時代にこそ、大切に慈しみたい「いま」を私たちに示してくれます。用の美を掲げる民藝を出発点に、100歳を超えてなお、人生を愛し、楽しんだ、柚木沙弥郎の75年にわたる創作活動の全貌をご堪能ください。
●関連事業
記念講演会
岡山から世界へ 柚木沙弥郎の表現世界
日時:2025年2月22日(土曜日)
14時から15時30分
会場:2階ホール ※要観覧券(半券可)
定員:200名(当日先着順)
講師:水沢勉氏(美術史家、本展監修者)
美術館講座
柚木沙弥郎の仕事
日時:2025年3月1日(土曜日)
14時から15時30分
会場:地下1階講義室 ※要観覧券(半券可)
定員:70名(当日先着順)
講師:鍵岡正謹(当館顧問)
★中止になりました
美術館講座
「柚木沙弥郎 永遠のいま」展を見る
日時:2025年3月22日(土曜日)
14時から15時30分
会場:地下1階講義室 ※要観覧券(半券可)
定員:70名(当日先着順)
講師:廣瀬就久(主任学芸員)
柚木沙弥郎の絵本コーナー
展覧会会期中、柚木沙弥郎が手掛けた絵本を手に取って読めるコーナーを屋内広場にご用意しております。
柚木の描く、あたたかくユーモラスな世界をお楽しみください。
絵本読み聞かせ
日時:2025年3月1日(土曜日)・2日(日曜日)・8日(土曜日)・9日(日曜日)
各日14時から
会場:屋内広場
■「柚木沙弥郎 永遠のいま」チラシ公開中(PDF・A4・1MB)