波多野華涯 ― 筆と生きた女性


イベント詳細


没後八十年
波多野華涯 ― 筆と生きた女性
HATANO Kagai ― a woman’s life painting Nanga
2024年7月13日(土曜日)から8月25日(日曜日)
波多野華涯
波多野華涯(1863-1944)は大坂に生まれ、跡見花蹊、滝和亭、森琴石らに学び、大正6年(1917)より岡山に定住して画塾を開いた南画家。堅実な学習に基づき、筆力のある花鳥図や山水画を描きました。本展は子孫宅に受け継がれた作品資料を通じて華涯の画業をたどるとともに、同時代の岡山文人たちにも注目し、近代南画の一様相を探ります。

左:波多野華涯《玉蘭海棠図》 1921 個人蔵
右:波多野華涯《蜀桟道図》 1917 岡山県立美術館蔵