特別展 年間スケジュール 2022年度

2022年度 特別展・企画展 年間スケジュール

THE ドラえもん展 OKAYAMA 2022
The Doraemon Exhibition Okayama 2022
2022年4月2日(土曜日)から5月22日(日曜日)
ドラえもん
1970年の誕生以来、日本中に夢を届けてきたドラえもん。半世紀以上を経てもなお色褪せず、日本を代表するキャラクターとして世界中のこどもたちに愛されています。
本展では、現代アートの最前線で活躍する28組のアーティストが、ドラえもんの世界観をそれぞれに表現した作品を紹介します。本展のためにさまざまな発想や視点、技法によって新たに生み出された『ドラえもん』との出会いをお楽しみください。

村上 隆《あんなこといいな 出来たらいいな》(部分)©2017 Takashi Murakami/Kaikai KikiCo.,Ltd.All Rights Reserved. ©Fujiko-Pro

生誕100年記念
高木聖鶴展

100th Anniversary Exhibition: TAKAGI Seikaku
2022年6月3日(金曜日)から7月3日(日曜日)
高木聖鶴
高木聖鶴(本名:郁太)は1923年総社市に生まれ、終戦後「仕事以外に生涯を通じて学べるものを」と書を選び、書家の内田鶴雲に師事。特に平安期の古筆を徹底的に臨書研鑽し、優美さと鋭さを兼ね備えた独自の書風を打ち立てました。93歳で没するまで70年以上にわたり、自身の書作に励むとともに、日展審査員、日本書芸院理事等の要職を歴任、2013年には岡山県内在住者として初の文化勲章を受章しました。本展は、高木の生誕100年を記念し、各地の博物館施設や個人に収蔵される、初期から最晩年までの代表作約100点を一望するとともに、愛蔵の古筆や文房四宝を展覧します。

高木聖鶴《はるがすみ》 岡山県立美術館

かこさとしの世界展
だるまちゃんもからすのパンやさんも大集合!
The World of Satoshi Kako
All of His Picture Book Characters Gather: Little Daruma, Crows’ Bakery, etc.!
2022年7月23日(土曜日)から8月28日(日曜日)
かこさとし
かこさとし(加古里子)は、1926年福井県武生市(現在の越前市)に生まれ、東京大学を卒業したのち、研究所で勤務するかたわら、子どもたちに幻灯や紙芝居を見せるセツルメント活動に参加しました。1959年に初の絵本『だむのおじさんたち』を出版し、2018年92歳で逝去するまで制作しつづけた絵本たちは、子どもたちに依り添った視点で描かれ、今なお愛されています。本展は、そんな彼の人気シリーズができるまでのプロセスを原画、オリジナルのスケッチ、複製写真とともに紹介します。

©Satoshi KAKO ©Kako Research Institute Ltd.2019

第73回 岡山県美術展覧会
The 73rd Okayama Art Exhibition 2022
2022年9月7日(水曜日)から9月18日(日曜日)
県内から美術作品を公募し、その中から優れた作品を展示します。当館では洋画・彫刻・工芸・写真部門が陳列されます。
 
岡田三郎助と佐賀ゆかりの美術
佐賀県立美術館優品選

Women’s Statues of OKADA Saburōsuke and Excellent Selections Related to Saga,
Focusing on the Collection of the Saga Prefectural Art Museum
2022年9月28日(水曜日)から11月6日(日曜日)
佐賀県美
佐賀県立美術館は1983年に開館しました。同県にゆかりのある近、現代美術の作品を収集しています。所蔵品を際立たせているのは、東京美術学校教授として西洋画科創立期より活動した岡田三郎助です。女性像が高く評価されています。代表作を含め、初期から晩年までの作品が通覧できる作品群です。岡田が私淑した百武兼行、岡田とともに活動した久米桂一郎は、明治の日本美術を考えるうえで重要な画家と言えます。あとの時代では、第二次世界大戦の体験や戦後の世相をもとに独自の作風を貫いた古澤岩美や池田龍雄、気鋭のイラストレーターとして注目されながらも夭逝した野村昭嘉、そして注目の現代美術家池田学などが知られる画家です。公益財団法人鍋島報效会の協力を得ながら、佐賀ゆかりの多彩な絵画70余点を展示します。そのうえで、佐賀の歴史を紹介する文物や、有田焼、鍋島更紗など佐賀が誇る伝統工芸を紹介します。

岡田三郎助《花野》1917 佐賀県立美術館蔵 佐賀県重要文化財

第69回日本伝統工芸展岡山展
THE 69th JAPAN TRADITIONAL Kogei EXHIBITION
2022年11月17日(木曜日)から12月4日(日曜日)
日本伝統工芸展は、日本の優れた工芸技術の保存と今日的な活用を目的に開催されている国内最大規模の公募展で、世界的にも注目を集めるわが国伝統工芸の優品(陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸)を展覧します。出品作家による列品解説会や伝統工芸に親しむワークショップも合わせてお楽しみください。
 
名古屋市美術館コレクション エコール・ド・パリとメキシコ・ルネサンス
École de Paris and Mexican Renaissance: From the Collection of Nagoya City Art Museum
2023年2月3日(金曜日)から3月12日(日曜日)
名古屋市美
名古屋市美術館の誇る「エコール・ド・パリ」と「メキシコ・ルネサンス」のコレクション。本展では、モディリアーニやユトリロ、シャガールといった、1920年代を中心にパリで活躍した「エコール・ド・パリ」の芸術家たちの作品に加え、視覚的な力強さと明確な社会的メッセージを持つ、メキシコ近代美術である「メキシコ・ルネサンス」の作品をあわせて展示し、20世紀前半のパリとメキシコを舞台に展開された華やかで力強い多彩な美術の世界を紹介します。

左:アメデオ・モディリアーニ《おさげ髪の少女》ca. 1918 名古屋市美術館蔵
右:モーリス・ユトリロ《ノルヴァン通り》1910 名古屋市美術館蔵

和田誠展
WADA Makoto
2023年3月24日(金曜日)から5月7日(日曜日)
和田誠
イラストレーター、グラフィックデザイナーとして広く知られる和田誠(わだ・まこと/1936–2019)は、装幀家、映画監督、エッセイスト、作曲家、アニメーション作家、アートディレクターとして多彩なジャンルで活躍しました。本展は、膨大で多岐にわたる和田の仕事の全貌に迫る没後初の回顧展で、生前和田が岡山の企業の仕事や当館での企画展に参画したことから実現した展覧会です。昭和、平成の時代を象徴するようなデザイン、時代を超え人々の目を引きつけるデザインの魅力を紹介します。

@Wada Makoto