岡山の美術展 年間スケジュール 2020年度

◆岡山の美術展(特別企画)年間スケジュール◆

当館では「岡山県ゆかり」をキーワードに、すぐれた作品を数多くコレクションしています。
これらを紹介する「岡山の美術展(収蔵品展示)」では、古書画・日本画は毎月、洋画・工芸は3ヵ月ごとに展示を入れ替えています。
あわせて、特定のテーマ・ジャンルに焦点をあてた特別企画も多数行っていますので、より深く美術を味わっていただけます。ぜひ何度も足をお運びください。


◎岡山の美術展観覧料

一般350円(280円)/大学生250円(200円)/小中高生 無料/65歳以上170円(140円)
※( )は20名以上の団体料金
※障害者手帳をお持ちの方、県内の学校に在学する外国人留学生等は無料。

◎収蔵品展示についてはこちら

※都合により展覧会の会期および内容などが変更になる場合があります。

2020 東京オリンピック・パラリンピック協力事業
令和おとぎ草子 桃太郎 KAMISHI by 松井えり菜

Reiwa Otogi Zoshi Momotaro KAMISHI by MATSUI Erina
◆2020年4月10日(金曜日)から7月12日(日曜日)
松井えり菜
倉敷市出身の松井えり菜(1984-)は、大胆な構図と迫真の描写による自画像を中心に独自の絵画表現を展開しています。このたびは東京オリンピック・パラリンピック協力事業として、岡山ゆかりの「桃太郎」を描いた紙芝居原画、邦楽の若手囃子演奏家が集う「若獅子会」とのコラボレーションから生まれた映像作品、絵画・立体作品により、新たなおとぎ草子の世界をお楽しみいただきます。

《紙芝居「桃太郎」原画》より 2019-20 作家蔵

草間喆雄
美しき色彩のコンポジション
Kusama Tetsuo: Beautiful Color and Composition
2020年7月21日(火曜日)から9月20日(日曜日)
来年の秋に延期
草間喆雄
鮮明で美しい色糸を用い、立体的に構築した織作品、細いワイヤにコイリングし束ねあわせた作品、小さな丸いフェルトを重ねてピン打ちした作品など、日本のファイバーアートの第一人者として活躍する草間喆雄の50年にわたる創作活動を振り返ります。

《horizon-1》 2010 個人蔵

赤松麟作
AKAMATSU Rinsaku: A Retrospective
◆2020年9月26日(土曜日)から11月3日(火曜日・祝日)
赤松麟作
赤松麟作(1878-1953)は津山市に生まれました。83年に大阪へ転居します。東京美術学校西洋画科を卒業したのち、1901年の第6回白馬会展に、《夜汽車》(東京藝術大学蔵)を出品して高い評価を得ました。04年には帰阪して同地の画壇で終生活躍します。風俗や物語の絵画、風景画、また花と鳥を描いた絵画、そして裸婦など、当館所蔵品を生かしつつ、国内にある代表作を取り上げる、17年ぶりの回顧展です。

左:《三保の松原(A)》 1938 岡山県立美術館蔵
右:《裸婦》 1927 岡山県立美術館蔵

I氏賞受賞作家展
小林正秀・中原幸治・金孝妍・吉行鮎子

Okayama Prefectural Mr.I Deveropment of Rising Artist Award Exhibition
◆2020年11月8日(日曜日)より12月20日(日曜日)
岡山県新進美術家育成「I氏賞」の第9・10回奨励賞受賞作家4人による展覧会。自然や人の営みの中に潜む感覚を写真により再認識させる小林正秀、陶土の特性を見究め多彩な技法と造形表現に取り組む中原幸治、伝統的な画材への探求から新たな絵画表現に挑む金孝妍、イマジネーションによる絵画で独自の世界観を示す吉行鮎子の作品をご覧いただきます。

もっと伝統工芸
木工芸 伝統工芸前夜
JAPAN TRADITIONAL Kogei FEATURE EXHIBITION: Wood works of early Showa period
◆2020年11月8日(日曜日)から12月20日(日曜日)
当館に近年収蔵された中川竹仙、佐官研斎ら昭和初期に活躍した木工作家の作品を中心にご紹介します。