収蔵品特集 中山巍

中山巍

●開催概要

会 期2023年12月15日(金曜日)から2024年2月18日(日曜日)まで
開館時間9時から17時
・12月23日(土曜日)と1月27日(土曜日)は19時まで夜間開館
・いずれも入館は閉館30分前まで
休館日月曜日(12月25日、1月8日、2月12日は開館)、年末年始(12月29日から1月3日)、1月9日、2月13日
観覧料一般:350円、65歳以上:170円、大学生:250円、高校生以下:無料
学生証やシルバーカード等、年齢が確認できる証明書をご提示ください
キャンパスメンバ―ズ制度加盟校の学生は無料
※障がい者手帳等をご持参の方とその介護者1名は無料
◎同時開催の特別展「『鬼滅の刃』吾峠呼世晴原画展」観覧券でも入場できます
主 催岡山県立美術館


 中山たかし(1893-1978)は岡山市に生まれました。東京美術学校西洋画科を卒業して、同校研究科を大正11(1922)年に修了したあと渡仏します。パリでは美術学校以来の友人たちと交友しながら、ヴラマンク、シャガールと接して感化を受けました。昭和3(1928)年に帰国後、滞欧作を二科展で発表します。昭和5(1930)年に独立美術協会を創設して、生涯この協会で活動しました。
 当館では平成11(1999)年に中山の個展を開催しています。以後ご遺族などから寄贈があり、このうち8点の作品を修復しました。現在所蔵品は69点です。滞欧中の《男の全身》(1924)、また帰国後に制作した《窓辺肖像》(1929)、《海浜》(1931)と《日曜画家と静物》(1932)、そして戦後の《鳥を飼う室内》(1964)などが興味深い作品です。《窓辺肖像》では着物姿の日本人女性を、《海浜》では水泳を楽しむ若者を、そして《日曜画家と静物》では和式住宅で油絵を制作する画家自身を取り上げました。ヨーロッパとは異なる日本の風土のなかで意欲作を描いています。
 中山は生誕130年になりました。50点あまりの収蔵品(所蔵品と寄託品)を選んだうえで、滞欧期から太平洋戦争後に至る画業を、帰国後間もない頃の作品を中心にして振り返ります。

中山巍
※掲載画像はすべて中山巍の作品で岡山県立美術館の所蔵品です

●関連事業

美術の夕べ

「フロアレクチャー」

日時:2023年12月23日(土曜日)
18時から18時30分
会場:2階展示室 ※要観覧券
講師:廣瀬就久(主任学芸員)
※終了しました
 

フロアレクチャー

日時:2024年2月12日(月曜日・振休)
14時から14時30分
会場:2階展示室 ※要観覧券
講師:廣瀬就久(主任学芸員)
※終了しました
 
 


チラシ表 チラシ裏

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